こんにちは、加治タケキです。
今回のテーマは、経営において大切なことのひとつ。
レーザーフォーカスについて考えてみたいと思います。
特に経営だけに限った話ではありません。
日常生活でも役に立つと思います。
レーザーフォーカスとは一体なんなのか?
直訳するなら「レーザー光線のように焦点を絞る」こと。
つまり、「優先順位の高い事柄にエネルギーを集中投下する」という意味です。
これは、アップルのCEOであるティム・クック氏が好んで使う言葉なのだそう。
エネルギーや資源を投入する領域の焦点を絞って、優先順位の高いことだけに集中する。
これは仕事でも、日常生活でも、非常に大切なことだと思います。
しかし、優先順位の高いものに、集中すればするほど、邪魔が入ります。
急な要件だったり、必要のない娯楽だったり、自分が優先的にやりたいことではないものが、レーザーフォーカスを邪魔してくるのです。
それに加えて、優先順位の高いものだけに取り組むのには、非常にリスクがともないます。
例えば、就職活動の時に、自分のやりたいところばかりの採用試験を受けようとする人は少ないでしょう。
なにかしら、保険をかけて、自分の関心から外れたところを、滑り止めとして受ける人がほとんどだと思います。
果たして、それでいいのか。
優先順位の高いものだけに、集中し、エネルギーを注ぐにはどうしたらいいのでしょうか。
事柄の多くに対して、ノーと言う決意
先ほどのレーザーフォーカスをうまくいかせるためには、多くの事柄に対してノーと言う必要があります。
アップルのCEOもこう語っています。
つまり「レーザー・フォーカス」は、「言うは易く行うは難し」だということ。
だとすれば、それを実践するためにはなにが必要なのでしょうか? この問いに対してクック氏は、それは「ノーということ」だというシンプルな秘訣を述べているそうです。
アップル社内では日々素晴らしいアイデアが飛び交うものの、それらのほとんどに「ノー」が突きつけられるのが現実なのだといいます。「どれも素晴らしいアイデアだからやってみる」ではなく、「どれも素晴らしいアイデアだからあえて却下する」という哲学だというのです。
つまり、それに従えば、自分たちの貴重なエネルギーを投下する領域を小さく絞れるということ。こうしたアプローチこそが、最高の機能とデザインによって世界を魅了するアップル製品の競争力の源泉であるわけです。
https://www.lifehacker.jp/2017/03/170302_book_to_read.html
アップルで飛び交うアイデアなんて、非常に素晴らしいものばかりでしょう。
それも、一日にたくさんの量がたくさんの人から出てくるでしょう。
その中で、優先順位をつけて、焦点を絞り、その他に対してはノーと言うこと。
それが大切なのだとティムクックは言います。
僕の優先順位の高いものは、「映画制作」「音楽活動」「執筆活動」に関わるもの。
だから、そこに対して関係のないものは、お金がもらえようが、権力がもらえようが、ノーと言います。
時には生活基盤を度外視しても、ノーという。
なぜなら、僕は一度、健康も、お金も、時間もゼロになって、自分を見つめ直すことができたからです。
大切なもの、好きなものにだけ取り組んでいく。
それが、僕の生きる意味なのだとわかったからです。
みなさんも、先日の記事に書いた、タスクリストのつくり方を参考にして、日々の優先順位を決め、
そこに対してレーザーフォーカスを当てて、その他のことに対して、ノーと言う決意をしてみてください。
あなたの、日々の行動や、作業。
本当に、優先順位は高いですか??