今回は小室直樹という人を紹介したいと思います。
彼が日本を救うからです。
小室直樹とは
小室 直樹(こむろ なおき、1932年9月9日 – 2010年9月4日[1])は、日本の経済学者、法学者、法社会学者、評論家。学位は法学博士(東京大学・1974年[2])。東京工業大学世界文明センター特任教授、現代政治研究所(東京都千代田区)所長などを歴任。(Wikipedia)
とにかく天才です。今生きていれば、何かしらのアドバイスを日本にくれたはず。
2010年の死が、とにかく残念でなりません。
彼の研究分野は、
法学
社会学
法社会学
政治学
となっていますが、彼は全ての分野において、知識の量が半端ないです。
文系の人間かと思いきや、数学の本、経済学の本も出しています。
著作を見れば、彼のカバーする領域がどれだけ広いかがわかると思います。
日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか
日本人のための憲法原論
数学嫌いな人のための数学―数学原論
数学を使わない数学の講義
日本人のためのイスラム原論
論理の方法―社会科学のためのモデル
痛快!憲法学―Amazing study of constitutions & democracy
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まだまだ200冊くらいおすすめがありますが(笑)
僕のオススメは、「痛快憲法学」と「日本人のための経済原論」です。
この2冊を読めば、だいたい日本社会、宗教、経済、政治、がわかります。
特に「痛快憲法学」は衝撃を受けました。
今は手に入りにくいようで、アマゾンでもプレミアが付いているようなので、
図書館で借りてください。
・日本の民主主義が成立していないこと。
・日本は資本主義経済とはいえないこと。
・日本社会は、日本教という得体の知れない固定観念にとらわれていること。
・憲法とは、国民が、国を制限するためのものであること。
うまく文章では言えませんが、日本の問題点を、
彼はすでに全て洗い出し、解決策のヒントを与えてくれます。
彼が提唱する概念の中で、アノミーという概念があります。
僕は、日本社会に溢れている、アノミーを解決すれば、
日本が良くなると思うのです。
アノミーとは何か
アノミー
◎もとは「神法の無視」「無規則性」を意味するギリシア語の anomiaが語源であるが,フランスの社会学者 É.デュルケムが,近代に移行する過程で,それまで人間の行為を規制してきた伝統的価値や,社会的規準の喪失に従って社会の秩序が崩壊したことを論じるのに使って復活した。(ブリタニカ国際大百科事典)
◎社会的規範が失われ、社会が乱れて無統制になった状態。ある社会の解体期に発生する。(デジタル大辞泉)
◎個人または集団相互の関係を規制していた社会的規範が弛緩または崩壊したときに生ずる混沌状態。(大辞林 第三版)
◎社会的規範の動揺、弛緩(しかん)、崩壊などによって生じる混沌(こんとん)状態、あるいは成員の欲求や行為の無規制状態。
デュルケームによれば、社会的分業が正常に進めば、社会の諸機能の相互依存関係が強まり、有機的な連帯が形成されると考えられているが、現実の近代西欧社会では、無規制的な産業化のために諸機能の相互依存よりも不統合が、有機的連帯よりも弱肉強食の対立・抗争が、むしろ支配的になっている。
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アノミーは、個々の人間の行為や意識のレベルに現象してくる病理でもある。デュルケームは『自殺論』においては、急速な産業化による価値規範体系の攪乱(かくらん)が個々人の欲求の無規制を引き起こすという現象に目を向け、これを自殺の発生の社会的条件の一つとして重視した。
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難しいですね~(笑)
僕なりにまとめてみます。
①西欧近代化社会になり、産業が発達し、弱肉強食の世界になった。
②それまでに社会をまとめていた伝統的価値、文化的規制が崩壊した
③社会的な規範、モラルがなくなって、社会が解体され、無秩序状態になった。
④個人間の関係、集団間の関係が崩れ、個人の欲求と価値の多様化により、
同じ価値を持った集団、個人が解体され、個人は規範も、信じられる価値もない中で、病的に自己の欲求を求め、なかば精神錯乱状態になった。
これでも、まだわかりにくいですね。
とにかく、産業革命以降、金が全てみたいな感じになった。
それまでの、伝統、規範が崩れる。
お金を稼げば正しい。
ご近所とは仲良くとか、人は助け合ってとか、
親を敬うとか、弱い者を助けるとか、
お米には神様がいるとか、
伝統的、文化的に受け継がれてきた規範が崩壊した。
個人間の関係が薄れ、共有するものがなくなってきた。
昔はドリフで盛り上がった。
今は、個人の価値観が多様化していて、
共通のテーマがなくなった。
お金をもっている人が、力を持ち始めるようになると、
個人の中で、何を目標に、何を規範にしていいかわからなくなった。
人間はやはり、社会的動物です。
まったくの個人で活動していると、錯乱状態になる。
社会、集団の中に属しているからこそ、一定の安心感を感じられて、
目標があるから頑張れる。
現代は、お金を稼ぐことが目標になって、
個人はバラバラになって、潰しあっているような状態。
日本には、アメリカのキリスト教のような規範もない。
なので、経済成長している間はよかったが、
衰退期に入っている今は、
つぶしあいをしながら、ひたすら、お金持ちをめざしながら、
家族の中でも、個人の価値観はバラバラの中で、
会社という集団の中で、ギリギリの人間性を保っているような状態だと思うのです。
だから、日本は年間自殺者が3万人と、
旧共産圏の東欧諸国並に多い。
先進国では異例の国です。
これは全て、アノミーが原因だと僕は考えます。
信頼できる規範がなくなり、集団社会がなくなり、
みながなれるわけではない、金持ちに向かってひたすら頑張り続ける。
日本人は、みんな、アノミー状態の、精神錯乱状態の社会の中で生きているんです。
これを解決するには、日本の問題を解決するには、
アノミーを解決すればいい。
どこかの党がやっているように、
昔の家族を取り戻して、子どもを作ろう、親を敬おう、みたいなことでは決してない。
個人が自分の中に、規範、モラルを作り、
自分で集団を作り、
国家とは無縁の収益源を作り、
価値観を提供し、
価値を同じくする仲間と生きていけばいいんです。
国家に頼る。会社に頼る。
日本はアメリカ人より個人的だと言われますが、
自分の意見を言う訓練ができていない。
あふれている情報は全て、権力が作り出したもの。
だから、今までの固定観念を捨ててください。
就職して、テレビ、新聞から情報を得て、
幸せになれるという考え方でこれから生きていると、
アノミー状態になります。
価値も、規範も、モラルも、目指すべき目標も、
見習うべき習慣も、信仰も、集団も、
お金を稼ぐ手段も、家制度を必要としない家族も、
全て、自分で作ればいいんです。
全て、自分で作る。
もう、それ以外に、アノミーから脱する方法はないと思います。
僕の周りには、すでにアノミーの気持ち悪さを直感で感じて、
日本での活動に限定せず、世界を舞台にして、
自分の価値を提供し、
自分の価値観と近い仲間と、
自分の力で、経済活動を行っている仲間がたくさんいます。
まさに、それが今からの人間の生きる道なんです。
小室直樹氏が、描いていた、未来の人間の姿なんです。
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