※加治タケキフェイスブック投稿より引用
世の中直接的な表現ばかりになってきた。
たとえば、日本死ねとか、神ってるとか。
日本人もバカになってきたのだろうか。
比喩には通りある。
①まず直喩。
~のようなをつけるやり方だ。
「君の肌は、まるで雪のように白い」
これが直喩。
②もう一つが暗喩。
スピッツの歌詞の中にこんなワンフレーズがある。
「羊の夜をビールで洗う」
これは何を意味しているのだろう。
みなさん考えて、イメージして。
何も湧き上がってこない人は、重症だ(笑)
働きすぎだ。
羊の夜とは、おそらく眠れない夜のこと。
ビールで洗うとは、眠れない夜を、ビールでも飲んでごまかして無理やり眠ろうとしたのだろう。
悶々とした雰囲気が、たったワンフレーズに詰め込まれている。
さすが、草野マサムネ氏。
今日お送りするのは、スピッツが影響を受けたというブルーハーツの歌。
「青空」
NHKに抗議が殺到したという衝撃の動画だ。
おそらく、歌詞が危険だとか、歌っている人がおかしいから映すなといった抗議だろう。
真実を伝えるのが、メディアの役割ではないのか。
「青空」という歌を、
単純に戦争反対の歌と片付けるのではなく、
甲本ヒロトの、
「俺は、言いたいことを素直に言える人間でいたい」
というレベルの高いところを感じて欲しい。
世の中から、暗喩が減っているのは、少し危険だと僕は思うのだ。
そして、ただ、素直に歌っている人間に対して、抗議が殺到するという状況も、
なんだかおかしいと僕は思うのだ。
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