映画「君の名は。」を観て、怒りと憤りがこみ上げてきた。

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こんにちは、加治タケキです。

今回は映画「君の名は。」について書きたいと思います。
先日正月あたりでテレビ放送をしていたので、録画して観たんです。
そしたら、その内容に対し、エンディング時から怒りと憤りがこみ上げてきました。
映画「君の名は。」の概要は以下のとおりです。

新海の6作目の劇場用アニメーション映画。東京に暮らす少年・瀧(たき)と飛騨の山奥で暮らす少女・三葉(みつは)の身に起きた「入れ替わり」という謎の現象と、1200年ぶりに地球に接近するという架空の彗星「ティアマト彗星」をめぐる出来事を描く。新海作品としては初めて製作委員会方式を取っており、前作は東宝映像事業部配給、全国23館だったのに対し、本作では東宝が配給を担当し全国約300館という大規模な興行となった[8]。

2015年12月にYouTube上に特報動画が公開され、2016年8月の公開と、主演に神木隆之介、上白石萌音が起用されることが発表された[9][注 2]。翌年4月5日には予告編が公開され、劇中音楽すべてをRADWIMPSが制作することと、公開日は8月26日であることが発表された[10]。

本作は2016年8月26日(金)の公開後は、途中1週のみ『デスノート Light up the NEW world』に1位を奪われたものの13週目までに渡って12回、週末動員数1位を獲得[11]。2017年7月には日本国内の興行収入250.3億円となった事が発表され、日本における歴代興行収入ランキングでは『千と千尋の神隠し』、『タイタニック』、『アナと雪の女王』に次ぐ第4位(日本映画では第2位)となった。世界での興行収入は3.55億ドルにも及び、千と千尋の2.75億ドルを超えて日本映画の歴代1位となった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%9B%E3%81%AE%E5%90%8D%E3%81%AF%E3%80%82

日本映画歴代1位の興行収入。
そして、世界でも話題になりました。

映画の音楽は非常に良かった。
しかし、内容については疑問が生じました。

※以下ネタバレするので、映画の内容を知りたくない人は読まないでください

簡単にストーリーを説明すると、
・田舎の女子高生と、東京の男子高校生が入れ替わりの体験をする

・東京の男子校生は現代に生きている。
女子高生は3年前に生きていた人

・女子高生の住む田舎町は、隕石の衝突により、壊滅的な打撃を受け、住民のほとんどが亡くなってしまう

・男子校生は、女子校生と入れ替わったタイミングで、この大惨事を防ごうとして見事成功。

・過去が変わり、現代で生きている二人がばったりと会うシーンで終わる。

なかなか面白い、入れ替わり手法とバックトゥザフューチャーと、ファイナルファンタジーが合体したような作品。

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最後に二人が現代で出会えてよかったね。
って僕は思いませんでした。

映画公開が2016年。
新海監督は、構想に3年ほど費やしたと語っている。
じゃあ、東日本大震災の起きた、2011年以降に、この物語の着想を得ていますね。

僕は言いたい。
この映画は、何が言いたいのか。

東日本大震災の犠牲者と、その家族、知人の人にどれだけの苦痛を与えるかわかっているのかと。

自然災害で亡くなった人に、過去を変えて、避難させて、現代で逢えたら素晴らしいですよ。
でもね。
それって、絶対にできないことなんです。
現段階では。
自然災害から学んだことがたくさんありました。

・自然災害は予測できない
・日本は地震が起きやすい
・津波の際は高台に避難する
・これからは、沿岸部、土砂災害の置きやすいところ、河川の氾濫の危険性があるところに家を建てないような都市計画が必要
・自然災害に備えて、避難計画、津波防止、建物倒壊防止、火災被害防止策が各自治体で整備される必要がある

まだまだ、たくさんのことを教訓として日本人は学んだはずです。
なのに、映画は、2人の男女のハッピーエンド。

なぜ!?
過去を変えて、二人が幸せになったらそれでいいのか!?
実際に起こった自然災害を、まるでなかったかのように描くようなストーリー。


映画はフィクションです。
実際に起こった出来事とは全く関係がない。

そう言われてしまえばそうでしょう。


でも、あの映画を観て、東日本大震災を思い出し、亡くなった人を冒涜するような内容に怒りを覚えず、
いい映画だったねという人が信じられない。

僕は東北に親戚も知人もおりません。
でもね。
そんなこと関係なく、憤りを感じました。
怒りを感じました。
作品としてみたら、いい作品なのかもしれない。
でも、時代背景を考慮した上で、僕は、
映画「君の名は。」を作った人間は最低であるとしか思えません。

僕も将来映画を撮りたいと思っています。
でも、ちっぽけなファンタジーのために、過去を変えて、入れ替わるという手法を使いたくはありません。

まるで、過去がなかったかのようにして、興行収入を得たいとも思いません。

いまだ、腹の虫がおさまりませんが、このあたりで筆を起きたいと思います。
ぜひ見ていない方は、一度作品を観て、どう感じたか僕に教えてください。
異論、反論等ある方は、僕に連絡ください。
日本人は、どこまで平和ボケしてしまったのでしょうか?

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