将棋の最多連勝記録を30年ぶりに更新した中学3年生の藤井聡太四段。
中学生とは思えない発言と、その天才ぶりにみなさんも驚いたことでしょう。
7月2日、東京で行われた対局で、佐々木勇気五段(22)に敗れて、
その連勝記録が29で止まったわけですが、
連勝記録はいつか途切れるものだと、悟ったような発言をし、
これからは弱点を克服して、新たな記録へと挑戦する決意を表明しました。
この驚異の29連勝の1勝目に対戦したのが、加藤一二三九段。
加藤九段と藤井四段は2016年12月、藤井四段のデビュー戦の、「竜王戦」で対局。
見事、加藤一二三九段を破って、驚異の連勝記録のスタートを切ったわけです。
加藤一二三九段とは
僕は将棋にはそれほど詳しくはないのですが、加藤一二三九段の名前だけは知っていました。
もうなんというか、生きる伝説のような人だと思っていました。
だから、加藤九段が負けたと知った時は、とてもショックでした。
しかも、中学生相手に。
加藤 一二三(かとう ひふみ、1940年1月1日 – )は、日本の将棋棋士。実力制6人目の名人。剱持松二九段門下(当初は南口繁一九段門下)。棋士番号は64。2017年6月20日に引退。仙台白百合女子大学客員教授(2017年6月23日 – )。福岡県嘉麻市名誉市民。ワタナベエンターテインメント所属。
戦前生まれの名人経験者最後の存命者である。「1分将棋の神様」・「神武以来(じんむこのかた)の天才の異名を持つ。デビュー後4年連続で昇級をして18歳でA級八段という記録は60年近く経った今もなお破られていない。
19世紀・20世紀・21世紀の3つの世紀に生まれた棋士と公式戦で対局した、史上唯一の棋士である
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%97%A4%E4%B8%80%E4%BA%8C%E4%B8%89
僕は藤井聡太四段がニュースになってから、
加藤一二三さんに興味を持ち始めました。
この人は、勝負師として、とんでもない人なのではないか。
僕の直感がそう感じたわけです。
勝負師に必要な資質とは
勝負師といえば、朝から晩まで将棋をやって、生活するなんて、まさに勝負師の典型です。
ギャンブラーとはまた違う。
よくよく考えてみれば、バットを振って生活している野球選手、体操だけで生きている選手なんかも勝負師だと思います。
僕たち一般人が、勝負師ではないかというと、そうではない。
やはり、人生の局面で、勝負をしなければいけない時は必ず来ます。
僕はほとんどギャンブルをしません。
なぜなら、人生がギャンブルのようなものだと思っているからです。
ここぞというときに、勝負に勝ちたい。
そんな時、ふとお笑い番組のめちゃイケに、加藤一二三さんが出ていました。
番組内では、「二代目江頭2:50決定戦」みたいな企画の中での、キワモノキャラとしての登場でしたが、
僕は、お笑い番組で、加藤一二三さんが発言した勝負師に必要な3要素というものを、聞き逃しませんでした。
加藤一二三さんが勝負師に必要だと挙げた3つの要素とは何か。
①大胆さ
②マイペースである
③礼儀正しい
勝負のときに②と③が必要であることは、何となくわかりました。
でも、大胆さとはいったい何なのか。
危険を含むことをあえて選ぶこと。
でも、強引な押しの強さだと思ったら大間違い。
相手の想像を超える気配りと、行動を兼ね備えていること。
周囲への気配りと、決断力を兼ね備えていること。
それが、大胆さ。
人生は一度きりの、ギャンブルであると誰かが言いました。
そうだとしたら、僕は、
相手の想像を超えるような気配りと、行動で、
大胆に生きていこうと、加藤一二三さんから学んだのでした。
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